お知らせ

Q.食物調理科の調理実習の回数はどれくらいですか?
A.1、2年生は、週に1回調理実習(1~4校時)があります。3年生は、週に1回の調理実習に加え、グループごとにローテーションで集団調理実習(給食づくり)があり、食物調理科の生徒全員に昼食として提供します。1、2年生にとっても先輩が作った給食を食べることは楽しみであり、励みにもなっています。



Q.食物調理科を卒業してから調理師の試験を受けるのですか?


A.いいえ、試験を受けなくても卒業と同時に調理師免許を取得することができます。
調理師免許は「厚生労働大臣の指定する調理師養成施設において、1年以上、調理、栄養及び衛生に関して調理師として必要な知識及び技能を取得した者」又は「多人数に対して飲食物を調理して供与する施設や営業で調理の業務に2年以上従事した後、調理師試験に合格した者」のいずれかに与えられます。
 本校は厚生労働省の規則に従って、授業内容、施設設備、教員等の諸条件を整備し、調理師養成施設として認可を受けています。よって、本校の授業を受けて必要な単位を取得すれば、自動的に調理師免許を取得することができます。具体的には、3年生の2月に卒業が認定されてから、学校で調理師免許に必要な書類を作成し、3月1日の卒業式後に各自が申請を行います。4月には各自に調理師免許が郵送されます。

 


 

Q.調理師の免許がなくても料理人として働くことができると聞きましたが?


A.確かに調理師の免許がなくても料理人として働くことは可能です。しかし、調理師免許を持っているということは自信と誇りにつながります。就職の際も有利ですし、資格手当がつく企業もあります。
また、調理師は調理技術や食品に対する知識だけでなく、栄養、食品衛生、公衆衛生、食文化等幅広く学んでいることから、生活習慣病の予防、安全で安心な料理の提供、日本の食文化の継承の面からも、今後ますます活躍が期待されています。さらに、資格は一生のものですから、たとえ卒業後すぐに調理師の仕事に就かなくても一生の宝となり得ます。

 


 

Q.パティシエ(菓子職人)になりたいのですが、どうすればよいですか?


A.パティシエになるには、製菓や調理の専門学校で勉強してから就職したり、高校や大学卒業後に、洋菓子メーカーや洋菓子店、ホテル、レストランなどで経験を積んでパティシエになる方法があります。パティシエに必須の資格はありませんが、製菓衛生師の資格を取得すると就職や待遇に有利になります。
 製菓衛生師の資格を取得するために高校卒業後に専門学校に進学する場合、普通科からでもいいのですが、食物調理科で幅広く調理の知識と技術を身に付けてから製菓の専門学校に進む道もあります。本校食物調理科の実習の中には、ホテルのパティシエによる製菓実習や、パンづくりの専門家による製パン実習もあります。
 食物調理科から専門学校を卒業して実際にパティシエとして活躍している卒業生もいます。

 


 

Q.栄養士の資格は取れますか?


A.本校では、栄養士の資格を取得することは出来ません。卒業後、栄養士資格取得のための養成施設を受験し、養成施設入学後に栄養士としての必修科目を修業、卒業することで資格を取得することができます。

 


 

Q.専門調理師の資格を取るにはどうすればよいですか?


A.調理師のさらに上位の資格である専門調理師の資格を取得するには、調理師免許取得者が、ある年数以上の実務経験を経て、学科試験と実技試験を受験し合格しなければなりません。
 本校の食物調理科は、調理師養成施設ですので、3年生の1月に学科試験(技術考査)を受験することができます。合格すれば、6年以上の実務経験を経て、実技試験を受験することができます。
 ちなみに、本校生徒の学科試験(技術考査)合格率は、100%です。